「drunk」
「う〜ん、飲み過ぎたぁ…。」
仕事帰りに、たまたま居酒屋の前を通ったら、乱菊さんに捕まってしまって。
「あれ、乱菊さんお一人ですか?」
「そおなのよ〜。本当は京楽隊長と飲むんだったんだけど。」
乱菊さんと春水は飲み友達だったっけ。
「仕事から解放されないらしいのよ。」
伊勢さん、怖いからね…(^^ゞ
「だから、
さん、つきあってくださいヨ」
「私ですか?」
「京楽隊長のオトモダチでしょ。ということは私の飲み仲間。」
春水の友人=飲み仲間 デスカ。
「ま、まあ私、明日は休みだから…いいですよ。」
「話がわかるぅ〜v」
というわけで、女二人で飲み始めたんだけどね、
乱菊さん、強すぎ。
私も結構イケるクチなのになあ…。
とりあえず、倒れる前に退散してきたというワケ。
しかし…酔いはどんどん回ってくる…。
「どっかで酔いをさまそう…かな。」
そう思って、一番近いところで酔いが醒めそうな場所…。
あ!雨乾堂の池!!
あそこなら静かでいいよね〜。
自分の好きな漢の住まいの傍を…普通夜中には行かない…だろう。
ましてや酔っぱらい状態でなんか。
しかしそこは酔っぱらい。自分の感情の赴くままに行動をする。
雨乾堂へ続く通路に腰をおろし、裸足になって池の水を触る。
「気持ちぃー!」
少しの間、足で水をバシャバシャ動かすと、急に動きを止め、雨乾堂をジッと見た。
十四郎と春水の親友でもあり、十四郎の救護班としてほぼ毎日、雨乾堂へ通っている
ではあったが、
十四郎への想いを隠して過ごしていた…。それがイチバンだと思っていたから…。
でも今は酔っぱらい。自分の感情を抑えることなどできず…。
「十四郎はサ…、いっつも優しいけど、私のことどう思っているのかなあ…」
そう思ったら、今度は腹が立ってきたようで
「優しいばっかりでズルイよね!全く!!」
そして
「十四郎のばかぁー!」
と一声叫んで、そのまま眠ってしまった。
この一部始終を十四郎は雨乾堂の中からずっと見ていた。
自分に近づいてくる馴染みの霊圧、そして水と戯れる音。
気づかないわけがない。
「
か!?こんな夜中に何をやっているんだ…。」
よく見ると普段と様子がおかしい。
酔っぱらっているのか?
お、コッチを見てる!
しかもなんか喋ってる…。
『十四郎のばかー!』ってなんで叫ばれてんだ???
叫んだと同時にポテッと横になってしまった
を見て
「まずい!池に落ちたら大変だ!」
とあわてて傍にあったものを羽織って外へ出た。
「おい!
、起きろ!こんな処で寝たら風邪をひくぞ!」
「う…ん…。」
起きる気配はなし。
「やっぱり酔っているのか…。珍しいな、こんなになるまで飲んでくるなんて。」
しかしこのままにしておくのは危険だし…。
仕方ない、雨乾堂で寝かせてやるか…。
そう思って
を抱えた時、彼女のクチから出た言葉。
「十四郎…。大好きなのにぃ…。」
「”#$%&’△+☆@*¥P〜〜〜!!!」
眠っているとはいえ、突然の告白。
しばし硬直気味の十四郎であったが、フッっと微笑み、
「その台詞、シラフの時に聞かせてもらうぞ。」
と言って雨乾堂へ入っていった。
自分の布団の隣に寝かせ、予備の布団を掛けてあげた。
「さすがに一緒の布団に寝かすのはマズイしな」
ククッと笑って十四郎は
の寝顔を長いこと見ていたらしい。
「おやすみ…
。」
朝になって------------------------。
「え?ここはドコ?雨乾堂?なんで?」
十四郎「あははははははは…」
「なんで十四郎が… え?もしかして私…。」
十四郎「酔いは醒めたかい?救護班殿?(笑)」
「きゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
十四郎「俺が看病してやるよ(笑)」
「え? いや、その…ご、ごめんなさいっ!」
穴があったら…入りたい…(T△T)
「で…あの…、私変なこと口走ってなかった?」
十四郎「ん〜、秘密だな。」
「うわーん、なんか言ったんだ〜。」
十四郎「じゃあ、1つだけ教えてやるよ…」
「うんうん」
十四郎「『十四郎のばか』って言ってた(笑)」
「ごーめーんーなーさーいー。」
いやいや、もっとスゴイこと言ってたんだぞ…(笑)
END
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