「it nurses(kyoraku ver.01)」
















 






四番隊特別救護班班長 
恥ずかしながら風邪を引いてしまいました。



























不覚だ!一生の不覚!!

























自分の霊力を使って治せるものなら……治したい!
でも、体力が低下していて霊力があまり出ないのとウィルス性はちょっと治しづらい。
申し訳ないが四番隊から薬をもらって、今日は家で休むことにしよう…。






























































-------------------ということで、今日は 班長はお休みされているのです。
と京楽は四番隊の隊員に言われた。
























仕事をサボって、七緒から逃げてきた京楽は、たまたま四番隊の詰所のそばを通った。
そこでひらめいたのが、親友 兼 想い人の の顔を見ること。
運が良ければ夕食がてら一緒に飲みに行けるかもしれない。
そう思った矢先の出来事だった。





























「なんだって? ちゃん風邪引いちゃったの!? で、どんな具合だったの?」
「結構ツラそうに見えました。熱もあったようなカンジでした。」


































我が最愛の人の一大事!!
これは看病に行かなくては!!(浮竹に言ったらヤツも来るだろうなあ…(苦笑)




































「班長が具合悪いなんて心配でしょう。 ちゃんとは院生時代からの腐れ縁だからさ、
 ちょっと帰りにでも様子を見に行くよ。」
































ちょっとワザとらしかったカナと思いつつ、
見え透いた口実を口にしてみた。


イヤ、本当に心配なんだよ…。






























しかし対応した隊員は
「えっ!?お願いしてもよろしいでしょうか?」
と嬉しそうに言った。




























おおっ!なんて好都合vv


























では、申し訳ありませんが、コレを 班長に持っていって下さい。…と
解熱の薬を渡され、京楽は の家へと向かった。





























































 *










































































ちゃーん、具合はどうだい?」























玄関の前で一声かけると、中からゴソゴソと音が聞こえてきた。
そして扉が開くと、そこには真っ赤な顔をした が立っていた。





























「春…水…。」
「ごめんよ。具合が悪いのに玄関口まで来てもらっちゃって。
 四番隊の子から解熱の薬を渡されてね、見舞いついでに持ってきたんだ。」
「わざわざ春水が薬を…?」
「正直に言うとね、ボクが見舞いに行きたいから来たんだけどね。」






























とにかく早く横になってもらわないと、見舞いの意味がないから………と
「悪いけど上がらせてもらうよ。」
と、中に入ろうとした………が、































「あ…春水。私、風邪だから、あまり近づかない方がいいよ…。」
が言った。
「なにを言ってるんだい?そんなヤワな男じゃないよ?ボクは(笑)それより…」
「それより?」
「ボクにうつした方が早く治るよ。」




































また冗談言って…と が笑おうとしたら、咳が激しく出てきた。



































「大丈夫かい?………ちょっとゴメンよ。」
「ゴホッ……わっ!」




























一言言って、京楽は を抱え家の中へ入っていった。





























































を布団に寝かせ、自分が持っていた手拭いを水に浸し、頭に乗せた。




























「ボクので悪いけど、無いよりはマシだからね。」
「ごめん…ね。」
「謝ることじゃないさ……あ、さっきの薬を飲んだ方が良さそうだね。」































の頭を少し起こしてやり、薬を飲ませる。
ふう…と息を吐いて、 は再び横になった。
































「少しお休み。」
「うん…。」







































京楽は料理も上手くないし、居ると休まらないだろうと思ったので、
適当な時間を見計らって退散しようと思っていた。







































































 

 

 

 










一刻ぐらい経っただろうか。
が落ち着いて眠っているのを確認すると、
「それじゃあ、帰るとするか。」
と言って腰を上げようとした……しかしそれは何かによって止められた。








































の手が京楽の羽織を掴んでいたのだ。







































ちゃん…。」









































そのしぐさに初めは戸惑ったものの、だんだん嬉しくなり京楽は の顔をずっと眺めていた。
そして時々額に張りついた髪をどかしたりしながら、自分も の隣で横になった。





































「早く良くおなり。」














































羽織を握っている の手にそっと自分の手をあわせ、
京楽も眠りに落ちた。






























 END










 

 

 

 







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